横幅のバランスの悪さも、顔歪みの原因の一つとされます。
日本人を含む東洋人に多く見られる骨格の特徴に、頬骨が出ていることが挙げられます。頬骨が出ている顔は、男性的できつそうな印象をもたれやすいとされます。また、頬骨は顔の中央3分の1のところにあるので、バランス悪く飛び出ていると、顔の歪みや大きさを強調してしまいます。
頬骨が飛び出ていることで顔が歪んでいる方の場合は、頬骨を削り、顔の横幅を調節します。そうすることでバランスも良くなりますし、小顔にもなります。
頬骨を削って小顔にする手術には、顔の前面に飛び出している場合の手術と、横に飛び出ている場合の手術の2種類があります。しかし、たいていの場合、どちらか片方だけの手術を行うということはなく、2種類の手術を同時に行なうことが多いです。
【頬骨が前面に飛び出している場合の手術】
口の上側を口の中から切り、上アゴの骨や頬骨などから粘膜などをはがします。最終的には、頬骨の前川の部分から、目の下あたりまで剥がします。咬筋という、物を咬んだり、口の開閉をしたりするための筋肉で、下アゴの骨から頬骨にまたがっている筋肉があるのですが、この筋肉の頬骨にくっついている部分を切り離します。これで頬骨の前側部分が全部見える状態になります。
滑らかな曲線になるように、頬骨を削っていきます。骨の厚みは5mmほど削ることができます。
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| 頬骨が前方へ突出している場合は口の中から削ります。 | ||
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| 術前 | 術後 | |
【頬骨が横に飛び出ている場合の手術】
頬の横側の骨を「頬骨弓部」といいます。頬骨弓部の改善手術は、口の中からだけでなく、耳の3センチくらい上のあたりからも切開し、骨切りを行ないます。頬骨弓部を2箇所から切り、内側の方向に回転させる手術です。
頬骨弓の厚みは3~6mmと、個人差があります。骨を切る前に少し削りますが、それだけでも顔の横幅は2~4mm細くなります。それで満足されるなら、手術は終了ですが、実際はこの程度の変化で満足していただけることは少ないです。そのため、骨を切ることも行なっています。
最初に口の方から骨を切り、次に耳側から切ります。そして、内側の方向に骨を回すのですが、側頭筋というやはり物を噛むための筋肉があるため、必要以上に骨が回ってしまうことはありません。また、骨を覆っている「骨膜」は切らずに残して手術するため、ワイヤーなどで固定する必要もありません。
この頬骨弓の骨切りを行なうことで、顔の横幅は左右約2センチまで細くすることができます。もっとも、頬骨はすぐ上のコメカミや下側のエラとも関わりがあります。頬骨を細くすることだけを考えて手術しても、かえって顔のバランスを崩してしまいかねません。また、大きく変化させることを希望するときには、エラの手術も合わせて行なうこともあります。
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| 口腔内と耳前部よりアプローチし、2ケ所で頬骨弓の骨切りを行います |